新しい景色への道のり
我々の勝利の後、全国的にはラグビーW杯で盛り上がる中、反対側の山の鹿島・川崎戦を制したのは川崎でした。去年やっとマリノスを克服しましたが、鹿島・川崎はどちらにしても、コンサにとっては未だに克服できていない凄ましく高い壁です。
特に川崎には去年徹底的に遊ばれている(0-7)ので、衆目を集める決勝戦で、またやらかしてしまわないか、正直心配の方が上回っておりました。
しかしせっかく開かれた扉です。シーズン前から社長が公約している「見たことがない景色」が、本当にそこに用意されたわけですから、我々としては、どんなことをしても、それに応えなくてはならない。もうその一心で、北海道がリ~~チと沸くなか、ひたすら移動手段の探索、自由席の確保に動いたわけです。
自由席の方は数日するとキャンセル分が相当数でたので、結果なんの問題にもならなかったのですが、飛行機がやはりネックになりました。千歳-羽田・成田で就航している座席数から考えて、北海道から前日・当日に乗り込めるサポはせいぜい5000。この現実が重くのしかかりました。
私はとりあえず確保できたのですが、よくよくYahoo路線情報で検索すると12:30ぐらいになってしまう。気づいた時にはもう空き便なし。あそこは駅から結構歩くし「これは試合前のうきうき感、ぜんぜん楽しめないじゃん、シマッタ」と思いました。
もっと深刻なのは帰りでリミットは16:30、よく考えたら延長戦・PKまであるし、もつれたらこれはきびしい。選手を信じてもっと早くから予約しておくべきだったと猛省。
その後、日々航空会社のサイトを見るも、スカイマーク深夜便以外は空く気配なし。予約できた便で行くしかないので、浜松町・王子での乗り換えを何度もシミュレーションして、当日を迎えました。
迎えた当日、前夜は深夜便でないのに深夜便になってしまった便多数、千歳-羽田を一往復半した便もあり大変だったそうですが、コンササポはちらほら見かける程度で拍子抜け、前日移動が常識なんですかね? 今度から気を付けます。
新しい景色に到着
シミュレーションの成果で12:00過ぎに到着、普段は乗らない北側へのバスを使って、スルスルと到着。
試合の経過は野暮なので略しますが、皆さん同様、菅と深井の今季初ゴールを、決勝の舞台でみるとは思ってもみなかったので、感激もひとしおでした。福森のFKは得意な位置だったので、入るんだろうなぁと目を凝らしてみてましたが、それを古巣相手に披露でき本人の心情を思うと、これまた感激もひとしおでした。
そういったサポ特有の思い入れを差し引いても、全国のみなさんにこういったゲームを披露できたことで、コンサの格は確実にワンランク上がったなと感じました。そして試合前から打ち合いの面白い試合にすると予告し、本当にそうしてしまうミシャの手腕は大したものだなと、トップリーグの監督は、クラブOBやコーチの延長線上にあるわけではないのだなぁと、そこを初めから理解している社長はサッカービジネスをよく分かっているんだなぁと改めて感服いたしました。
最後に帰りの飛行機ですが、延長の途中でカップを掲げる絵を想像し、キャンセルかけました。御多分にもれず宿泊の準備もせず来たので、それからのリカバーが大変でした。